トーテムアニマル®オラクルカード

あなたを守護するスピリットからのメッセージ

翻車魚(マンボウ)

トーテムアニマルの意味

テーマ……好奇心

思わず心惹かれる、ワクワクすることを追求してみましょう。
あなたを人生の目的や真理へと導くものは、あなたの好奇心です。
好奇心に従って、ワクワクする気持ちや喜びとともに進んでいくと、間もなく“宇宙の神秘”とでもいうべきものとの出会いがあるでしょう。
行動するためのベストなタイミングは、あなたには必ず妥協なく、ぴったりの「その時」がやってきます。もし今進むことに違和感を感じていたり、そもそも進むことに100%の信頼感や心地よさを感じない場合は、無理に進むよりも待ってみたり、他の道がないか見直してみるのも良いでしょう。あるいはそのこと自体があなたのハートと調和しているのか、ハートの中心にたずねてみるのもいいかもしれません。
自分の世界を広げるための、新しい学びを始めるのに良いタイミングです。
あなたには天性のヒーリングの力があります。あなたが意識していなくても、あなたのそばにいる人はただ同じ時や場所をともに過ごすだけで、ほっとした気持ちになり癒やされることでしょう。 迷った時や心に葛藤が生じた時には、少し静かな時間を作り、宇宙や神性とのつながりを思い出して下さい。

 


 

リーディング・メモ

マンボウはそのユーモラスな姿と泳ぎ方で人気のあるフグ目の魚です。
フグの仲間は好奇心旺盛な魚が多いですが、マンボウもとても好奇心が強く、海中カメラに近寄ってきたりします。
丸い体に上下に長くのびた背びれと尻びれを持ち、この2枚のひれをパタパタと羽ばたかせるように動かして泳ぎます。
学名は「mola mola」ですが、molaはひき臼という意味で、やはり丸い形を表わしています。英語では Ocean Sunfish(太陽の魚)、ドイツ語では Sonnenfisch(太陽の魚)、フランス語では poisson-lune(月の魚)、漢字の翻車魚は車輪を意味し、どれもマンボウの特徴的な丸い体を描写した言葉です。

海面に大きな体を横たえてじっとしている「マンボウの昼寝」と呼ばれる行動は、体についた寄生虫を水鳥に食べてもらって取り除くためと考えられており、この時マンボウは鳥に気づいてもらいやすいよう、体の色を変えます。(なぜマンボウが「昼寝」をするかについてはこれもまた諸説あり、詳しいことははっきりとわかっていません。)
2億から3億もの卵を産み、その中の2~3匹が無事に育つと言われています。

マンボウは泳ぎが下手だと思われることが多いのですが、発信器を使った最近のバイオロギング調査ではかなりの深海にまで潜ったり、海流に逆らって泳いだり、海面から勢いよく飛び出してジャンプすることもわかってきました。また、浮き袋を退化させるかわりに皮下脂肪を厚くし、海面から深海まで自在に泳ぎ回れる体を持っています。しかし、その生態はまだまだ謎が多く、詳しい調査が進むにつれて今後多くのことが新たに発見されるでしょう。
そのマンボウに、海の魚たちの病気やケガを治す力があるのではないかということがわかってきました。
詳しい学術的調査が待たれるところですが、どうやらマンボウの体表から抗生物質のような成分が分泌されていて、ケガをした魚がマンボウに寄り添って泳ぎながらケガを治してもらっているのではないかということです。
房総や紀州では、漁師さんたちはマンボウは神様から授かった魚だと考えているそうですし、バリ島でもマンボウは漁の季節に魚たちを引き連れてやってきてくれる神様からのお使いだという考えがあるそうです。

マンボウをトーテムアニマルに持つ人は、好奇心に導かれて人生を進んでいきます。
ヒーリングの力を持っているので、マンボウに寄り添う魚が癒やされるように、ただ一緒に過ごすだけで周囲の人を癒やす能力を持っています。ただし、他の人たちが癒やされることに対して責任感を負う必要はありません。癒やしは自分の力を分け与えてあげるのではなく、癒やされる側が自らの力で起こすものだからです。
マンボウのトーテムを持つ人にとっては、好奇心や、ハートの中心から静かに湧いてくるような喜びの感覚に従って生きることが何よりも大切です。
タイミングが整わない時には、なにか調和していない部分があるサインです。
彼らが行くべき時には、すべてぴったり、しっくりという感覚があるからです。