トーテムアニマル®オラクルカード

あなたを守護するスピリットからのメッセージ

白鳥

トーテムアニマルの意味

テーマ……人生は神聖な贈り物

人生は、貴重で神聖なギフトであるという真実に意識を向けて下さい。そして、できるだけたくさんの方法であなたの人生を評価し、感謝を表現して下さい。
あなたの人生にたった今どんなことが起こっていようと、どんな変化の最中にいようと、流れに身を任せて下さい。そしてあなたの信頼を強化することは、何でもやって下さい。
今重要なことは3つあります。人生をとりまく状況に順応すること、魂の意志にしたがうこと、そして、すべてはうまくいくと信頼することです。
たとえ今混乱のただ中にあったとしても、すぐに明晰さとはっきりした目的をつかむことができるでしょう。
ヨガや太極拳をして、あなたの優美さを高めて下さい。
静かな場所を見つけ、そこで瞑想して下さい。
ビジネスや社会的状況で、落ち着いて自信のあるふるまいを求められるような場面では、白鳥のトーテムが良きサポートとなります。
あなたは感情的にも、精神的にも準備が整っています。ソウルメイトとの出会いはまもなくでしょう。

 


 

リーディング・メモ

優美な白鳥は、純粋さと完全さのシンボルであり、聖母マリアの純潔をシンボライズしています。一方で、白鳥の首は愛とエロスの遠回しの表現でもありました。
この美しく神秘的な鳥は詩や音楽でしばしば取り上げられ、神話やメルヘンには白鳥の変身譚が数多く存在しています。
世界各地の多くの伝説の中で、白鳥は遠い幸福の国に生まれた者やその使者とされ、神や精霊が姿を変えたものであったり、人間が魔法によって白鳥に姿を変えられたりします。
ケルト神話が元になったワーグナーの楽劇「ローエングリン」、チャイコフスキーのバレエ「白鳥の湖」などが中でも有名です。
スコットランドでは白鳥は吉兆をもたらす鳥で、ケルト人たちは決して白鳥を乱暴に扱うことはありませんでした。
古英語では「白鳥」という言葉は「誓い」を意味しました。ラップランドでは、魔法使いたちは白鳥に誓いを立て、昔のギリシャやトルキスタンでは、白鳥の羽毛は魔法使いの道具でした。
乙女が白鳥に姿を変える伝説はヨーロッパだけに限られたものではありません。遠くヒンドゥー神話にまで遡ると、古代のインド人は、白い巻雲の浮かぶ空を、白鳥のような乙女アプサラスたちが住んでいる天の湖と見なしていた伝説があることがわかります。アプサラスは天の蓮池の上を滑空し、羽衣を脱ぐと美しい乙女に姿を変えます。この乙女たちは北欧神話のヴァルキューレと同じように、英雄や戦士の魂を戦場から引き離し、時には地上に降りてきて人間と結婚することもあったようです。
また、日本の宮古の池間島には、白鳥のトーテムが象徴する「流れに身を任せる」というメッセージを象徴するかのような伝説が残っています。
ある男の乗った船が、池間島の岬の八重干瀬(やえびし)で暴風に遭いました。その時神が白鳥に姿を変えて天から降りてきて、船の帆柱にとまりました。そのとたんに嵐はやみ、船は順風を受けて、水面を走るように無事に目的地へ着きました。そこで、この岬には白鳥岬という名がついています。

人生の魔法や、生命の神秘を忘れてしまっていた時、ぜひ白鳥のトーテムのサポートをもらって、この世に生きていることは神秘であり、かけがえのない神聖なギフトであることを思い出して下さい。
落ち着きや静けさをもって、あなた自身や仲間、家族を守りたい時には、白鳥のトーテムがどうあれば良いのかを示してくれます。

白鳥のトーテムを持つ人は、輝く内面の美しさを持っています。
態度はひかえめで謙虚ですが、自分自身でいることがとても心地よいと感じでいるので、落ち着いていて優美であり、安心感を滲ませています。
体も精神も非常に強力なので、愛するものを守る力が強いのも特徴です。
比較的規則正しい生活を送り、変化の波をすべるように進んでいく名人とも言えるでしょう。
直感が鋭く働き、時には未来を予見するほどの感性の高さも持っています。