トーテムアニマル®オラクルカード

あなたを守護するスピリットからのメッセージ

ユニコーン

トーテムアニマルの意味

テーマ……スピリットの世界とのつながり、芸術的才能

アートや音楽、芸術など創造性を発揮することへの情熱が高まっている時期です。
何者も、あなたのアートや芸術への情熱を阻むことは不可能です。
特別な芸術的才能や、創造性をもった子どもたちと出会うことになります。あなたは彼らから多くを学ぶでしょう。
美しいものを身近において、あなたの創造性を開かせて下さい。
あなたは自然とのつながりが深く、妖精やエレメンタルなど、自然界の精霊達の王国からやってくるサインに気づくでしょう。
どんな時にもユーモアと遊び心を持って下さい。
責任感、疑惑、心配を持ち続けるのをやめて、気楽にし、子どものような無邪気な気持ちで遊んだり楽しんだりしましょう。
目に見えない世界のスピリットたちがあなたを助けようとしています。彼らの助けやサポートに心をオープンにして下さい。
精神的なダメージからしなやかに回復する力をサポートしています。
あなたの内なるパワーがふつふつと高まってきています。そのパワーを賢く使って下さい。
 


 

リーディング・メモ

ユニコーンはドラゴンと並ぶ人気を持つ、スピリット界からの使者です。
気高さ、純潔のシンボルであり、毒や病に打ち勝つ力を秘めた神秘的な存在として、いにしえの時代から人々の心を魅了してきました。
ドリーン・バーチューのユニコーン・オラクルカードが、子どもたちと、かつて子どもだったすべての人のために作られたものであることからもわかるように、ユニコーンは子どもの純粋な心、無邪気さ、遊び心などのメッセージを携えています。
あなたの子どもか、あなたが世話をしている子どもが芸術的な才能を持っている時、または、あなた自身が芸術的な活動を始めたいけれどもどうすればよいのかわからない時には、ユニコーンのサポートを得ることがベストでしょう。
ユニコーンをトーテムアニマルに持つ人は、例外なく芸術の才能、創造的な能力を持ち、その才能を表現することは生きることと同義です。彼らにとって、アートやクリエイティブなことをせずに生きるのは、呼吸を止めているようなものなのです。
また、無垢で純粋な心の持ち主であり、年齢に関係なくいくつになっても子どもの感覚を忘れません。才能豊かな子どもたちや、インディゴチルドレン、クリスタルチルドレンと呼ばれる繊細な感受性を持って生まれてきた子どもたちとともに多くの時間を過ご大人にも、ユニコーンがいてサポートしています。
そしてこのトーテムアニマルを持つ人は特に、母なる自然と切り離されては生きていけません。
意識している、いないにかかわらず、仕事においてもその他の時でも、精霊の世界からの情報を絶えず受け取りながら生きています。言い換えれば、自然界の王国からのメッセージを3次元の世界に伝えるメッセンジャー、それが、ユニコーンのトーテムアニマルを持つ人なのです。

ユニコーンは一角獣とも呼ばれ、美術や文学の中でも生き生きと描かれてきました。イギリス王家の紋章にも使われています。
ユニコーンは、額の中央から角が一本突き出ている白馬のような動物です。
アジアでは翼を持った姿として描かれることもありますが、「天馬=翼を持つ馬」であるペガサスとは異なります。プリニウスは、ユニコーンの胴体は馬に、頭は牡鹿に、足は象に、尻尾はイノシシにそれぞれ似ていて、角は黒いと記述しています。
紀元前四百年頃のギリシャの医師クテシアスによると、ユニコーンの大きさは馬ぐらい、もしくはそれ以上であり、体は白く頭は褐色で目は深い青。額の真ん中に一本の角をもち、その長さは1キュピド(約45cm)ほど。角の根元は純白で先端は鮮紅色、真ん中は黒であるとされ、この角で作った器を飲用に使えば病に倒れることはなくなり、毒物に対してさえも免疫効果があるということです。
このようにユニコーンの角には霊力があり、あらゆる病気を治す力と解毒作用があると信じられていました。18世紀に入るまで、修道院、王家、薬屋がこぞって高価なユニコーンの角を探し求め、それを粉末にして薬として用いていました。もっとも、3次元の物質世界にユニコーンは「実在」しないため、実際にはイッカク(小型のクジラの一種)の角(正確には牙が変化したもの)などが使われていたようです。
ヘブライ語で書かれた旧約聖書が、紀元前2~3世紀頃ギリシャ語に翻訳されました。その時ヘブライ語でレ・エムと呼ばれていた動物が一角獣と訳され、ユニコーンにキリスト教独自の解釈が加わったのです。聖書に登場したユニコーンは神聖視されるようになり、4世紀にはキリストのシンボルとなりました。絶大な力を持ち、決して服従せず、一本の角は父なる神と共なる一つの力を表わすとされたからです。
ユダヤの民話では、ユニコーンはノアの洪水の時に大きすぎて方舟に入れず、溺れて滅びてしまったとされています。しかし別の民話では、神が自分の創り給うた生き物を見殺しにする筈はない、ユニコーンは方舟の後ろにくっついて泳いでいったはずだ、と論じています。
果たしてユニコーンは実在したのでしょうか? 17世紀のエドワード・トップセルの言葉を引用してこの神のように美しい生物に捧げたいと思います。
「もしこの世にユニコーンがいないとしたら、神そのものをなじらなくてはなるまい」