「ヒーリングって、何ですか?」
先日、久しぶりにこの“本質的な問い”をいただきました。
一見シンプルなこの質問。
でも実は、私にとっても原点に立ち返らせてくれる、とても大切な問いなんです。
ヒーリングとは、ただ癒やすことではない

ヒーリングという言葉をそのまま訳すと「癒やすこと」。
けれど、「癒やす」とは一体どういうことなのでしょうか?
私は、ヒーリングとは【エネルギーを変化させるスキル】だと思っています。
ネガティブな思考を手放したり、
グラウンディングで地に足をつけたり、
他者の影響から自分を守る感覚を取り戻したり──
どれも“エネルギーを動かす”ことで、自分の状態や在り方に変化を起こしているんですね。
そしてこの“変化させるスキル”を通して、
自分や他者を癒やしていくプロセスを、わたしたちは「ヒーリング」と呼んでいます。
変化は見えないところで始まっている──

だからヒーリングを受けたとき、心が軽くなったり、視界がひらけたり、涙が自然に出てきたり…
そんな【エネルギーの変化・変容】が、実際に起こるんです。
もうすこし深く見てみると、この「変容」は単なる“気分の切り替え”ではありません。
それは
魂の成長であり、
本来の自分を思い出すプロセスであり、
自分の光と再びつながる道のり。
つまりヒーリングとは、「本来の自分自身に還ること」そのものなのです。
「直す」ではなく「還る」、それが本当の癒やし

“還る”とは、誰かに「直してもらう」ことではありません。
また、誰かを「変えてあげる」ことでもありません。
忘れていた自分の力に、もう一度触れること。
ふさがっていた心が、やさしく開いていくこと。
自分の中にすでにあった愛や光を、信じてあげること。
それが、ヒーリングがもたらす本当の癒しだと私は思っています。
日常の中の「目覚めへのサイン」

ヒーリングは、とても静かで、とても力強い「目覚めの旅」。
日常のふとした違和感に気づいたとき。
誰にも言えないモヤモヤが続くとき。
理由はないけど「何かを変えたい」と感じたとき。
そんな瞬間に、魂は「戻るべき場所」を思い出しはじめるのかもしれません。
これからも、そんな旅の途中にいる方に、そっと寄り添っていけたら心からうれしく思います。