スターライトヒーリング®では、癒やす側も癒やされる側も、誰もが「自分自身の生命力で満たされた状態であること」をとても大切にしています。
それには、こんな理由があるのです。
ちっとも満たされていなかった、過去の私
私自身もまた、ヒーリングをはじめとするスピリチュアルについての知識や技術を学ぶ前は、まったく自分の生命力で満たされていない状態で長い年月を過ごしていました。
自分が大切な存在であるとか、自分が自分でいて大丈夫だとか、そういう気持ちは一切持てなかったのです。
だから私は自分自身のニーズは押し殺して、他の誰か(幼少期であれば、主に両親や家族)のニーズを満たし続けなければいけないと、無意識に強く信じていました。
そうしないと自分のいる世界が脆くも崩れてしまいそうな気がしたのです。
だから家庭、幼稚園、学校、習い事、バイト先……異なるコミュニティや別な環境に身を置くたびに、私は全力で自分をそこに合わせるべく改造しました。いや、改造しようと最大限の努力をしました。
そのまま、ありのままの自分、本当の自分を見せてはいけない、それを表に出すことは許されていない気がしていたからです。
満たされていない時に起きること…
そういう状態にあると、次のようなことが起こります。
- 好きな服、着たい服があっても「これを買ったらお母さんがなんて言うだろう?」「友達から『勘違いしてる』って思われるんじゃないか」などという思いが出てきて、自分が気に入ったものを選べなくなる。
- 自分で自分のパーソナリティがわからなくなる。
- 何が好きか、何が嫌いかもわからなくなる。嫌いなものを嫌いだと言うことへの罪悪感が強いので、がまんしなければならないと思う。
- 環境や相手によって自分の出し方を変えていることに対し、誠実さや一貫性がなく思えて、そういう言動をしている自分が嫌になっていく。
- 本当は気が進まないことに費やす時間に対し、自分の意志や希望を優先して断るということができない。その結果、自分を労ったり育んだりする時間がどんどん減っていき、自分自身との間に信頼関係が築けなくなっていく。
- 「大嫌いな親友」がいた。多くの時間を共に過ごす相手はいるが、必ずしも愛情や尊敬を持てる相手ではなかった。
- そのような人間関係を中心にした生活になるので、関係性を持つ相手の善い面を引き出しにくくなり、さらに人間関係が貧しくなる。
- そんな状態なので、人と会ったあとはぐったりと疲れて、自分が発した言葉や相手から言われた言葉がいつまでも頭の中をぐるぐるし続けてしまう。
- 人間不信になり、「この世界は生きづらく危険な場所だ」という思いが強まっていく。
いかがでしょうか?
日本人は世界的に見ても、「他者の目を気にする文化」が強いと思うので、大なり小なり同じような経験、似た気持ちを味わったことのある方も多いのではないでしょうか。
このような状態はまるで自分の中に親や教師や批判的な友達などが大勢住み着いていて、私の一挙手一投足に逐一口やかましくダメ出しをしてくるような感じです。
自分の生命力で満たされるためには
それではどうすれば自分の生命力で満たされた状態になれるかというと、私の場合は「ヒーリングを学んだこと」が何よりも大きな効果をもたらしました。
おそらく、
「あなたは人の目を気にしすぎているから、もっと気にせず気楽に生きなよ」
「もっと自分に自信を持った方がいいよ」
といったアドバイスを受けても、当時の自分はそれだけではあの状況から抜け出せなかったと思うのです。
なぜかというと、自分の根底にある人生の設計図が「私はありのままでいてはダメ」という設定なので、気にするなとか自信を持てとか前向きなことを言われたとしても、結局自分の中で「……だから私はダメな、価値のない存在なのだ」と誤変換されてしまうのです。
実際、あの状況下にいた私に励ましや勇気づけをするための言葉をかけてくれた人もいました。
でも、私は受け取れなかったのです。
その言葉をきっかけに、生き方や考え方、在り方を変えるまでには至りませんでした。
エネルギーを変えるのがいちばん早い
ヒーリングを学んで何よりも驚いたのは、「考え方を変えましょう」「気の持ちようを変えましょう」といった精神論や根性論ではなく、「スキル」によってエネルギーを変化させることだけをすれば良かったということです。
「これをやったからといって、人生が変わることになるとは思えない」
「たったこれだけのことで、本当にできているのだろうか」
そんな気持ちになるぐらい、本当にシンプルな「手順」の積み重ねだったのですが、そこから初めて自分自身の見方、捉え方が変わり始めました。
ヒーリングは「手順」であり「作業」なので、信じていようがいまいが、ただその作業を続けるだけなのです。
よく言われているように
「グラウンディングして、地に足の着いた状態になると良い」
「他者との間に健康的な境界線を引くことが必要だ」
「センタリングしてノンジャッジメントでいれば心が安らかになる」
ということはどれも真理なのですが、こうした状態や体験を得るためには、どんなに頭の中で「決めた」「考えた」「思った」というだけでは足りません。
大元の、自分の苦しさを生み出している「設定」が変わらないからです。
だからまた、以前の、辛い自分自身へのダメ出しをし続ける思考が復活してしまうのです。
そうして
「結局スピリチュアルなんて、ただの気休めだ」
「スピリチュアルで言われていることなんて、理想論にすぎない」
という観念を強めることになってしまいます。
これは、スピリチュアルを頭で理解しようとしている状態でよく起きることです。
現実を変化させるためには、頭の中を変えようとするのではなく、スキルを使い続けること、つまり行動することに鍵があります。
スターライトヒーリング®は、こうした私自身の学びと変化をベースにし、さらに深いレベルにある「人生の設計図」にアクセスする方法を編み出しました。
これによってスピリチュアルな幻想をも超えて、より高い視座からの癒やしを起こすことができるようになったのです。
辛さや闇の中にいたとしても、それはあなたが光り輝く可能性の裏返しなのだと、私は自信を持って言い切ることができます。