スターライトヒーリングのセッションでは、過去の悲しみの体験や、今も抱え続けている悲しみや大切な存在を失った悲しみ(ペットロスなども含む)を癒やすことができます。
悲しみを抑圧するしくみ
過去の痛みによる悲しみも、喪失感が生む悲しみも、あるいは原因がわからないけれど心に抱え続けていた悲しみも……どんな悲しみであれ、それは「エネルギー」なので変化させること、解放することができるのです。
心の痛みがあるとき、私たちはその痛みを感じるのが辛いので、潜在意識の深い階層にその痛みを封印して隠しておこうとします。
これが「抑圧」です。
しかし、隠された痛みは無くなったわけではありません。
むしろ、「ここに痛みがあるよ! 悲しんでいるよ!」ということを私たちに気づいてもらおうと、ますます痛みや悲しみのエネルギーを増幅させて私たちに訴えかけようとします。
そしてさらにその増幅された痛み、悲しみを抑圧するために、もっと多くの生命力を投入して、痛みを感じないように封印する……。
こんなふうに、何重にも生命力が消耗されるループになってしまいます。
抑圧と投影
さらに「投影」と呼ばれる現象も引き起こします。
それは、自分の心が痛みを抱えていることがとても辛いので、それを自分に対しても隠そうとすることで、それを他者が抱えている問題だとすり替えることです。
またはその痛みはもともと自分の中にあったのではなく、他者によって引き起こされたものだと思うことを言います。
痛みは自分の中にもともとあったのに、それを認めないあまり、
「Aさんのせいで私は傷つけられた」
と感じるとか、
「社会が悪い」
というふうに、原因を他の他者にすり替えたりします。
悲しみを消し去ることはできるの?
では抑圧された悲しみを、ゼロにする、つまり消すことはできるのでしょうか。
私たちが悲しみを感じ、苦しんでいるときには、その悲しみにたくさんのストーリーがくっついています。
そしてそのストーリーによって私たちの感情はさらにかき乱されます。
悲しみに加えて後悔、悔しさ、怒り、無力感、自責の念、無価値感といった感情と、さまざまなジャッジやストーリーとともにそれらが私たちのエネルギーフィールドに固定されています。
それがたとえば「自分は無力だ」といったジャッジや、自分や他者や社会への批判として現れたりするわけです。
このストーリーにくっついているさまざまな感情を、ていねいに解きほぐしながら解放していくことができるのがスターライトヒーリングです。
そして悲しみも解放されていきます。
ヒーリングが終わった時には、セッション前にあれほど自分を苛んでいた悲しみのイメージが「無」になることもあるほどですし、さらには、過去の悲しかったときを思い出しても、微笑んでいる幸せそうなイメージに書き換えられることすらあります。
悲しみが生み出す光
ただ、大切な存在を失った悲しみを癒やした場合、その悲しみがゼロになると言い切るのは、ちょっと違う気もしています。
その大切な存在のことを想うとき、きっと心に「甘い痛み」を覚えると思うからです。
それは、その存在がそれだけ大切だったことの証でもあります。しかし、深い悲しみ、痛み、嘆きが浄化されて「甘い痛み」になったとき、そこには自分を責める思考も、他者を責めるストーリーも、もはやくっついてはいないのです。
つまり混乱したり嗚咽するような悲しみが純粋に「ただ、悲しい」という静けさをもった心の動きになっていく。
そのときに心に残るのは、その悲しさの中に、無限の愛しさも見出すことができるような、そんな「甘い痛み」です。