トーテムアニマル®オラクルカード

あなたを守護するスピリットからのメッセージ

たぬき

トーテムアニマルの意味

テーマ……富と福を呼ぶ

飾らず、自分らしさを大切にすることが幸運と金運を呼ぶ秘訣です。
ソウルメイトとのパートナーシップをサポートします。愛情に満ちた関係を築くには、お互いが自分らしさを大切にし、感情を素直に表現してそれぞれが何を感じているのか知ることが必要です。
時にはあわただしい生活を離れ、森や木々の多いところでリフレッシュして下さい。
多くの人に好かれようとして無理をする必要はありません。「自分らしさ」に勝る愛嬌はありません。
夜に直感を受け取る感覚が冴える時期にきています。
一度失ったものが再び蘇ったり、手に入ったりする可能性があります。それは物質的なものかもしれませんし、人間関係や環境などかもしれません。
壊れたままになっていて修理が必要なものは直したり、あるいは処分したりすることを決めて下さい。未完成になっていること、やりかけたままのことはありませんか? それらを整理し、ものごとを完結させることで今この瞬間にエネルギーがフォーカスするようにして下さい。

 


 

リーディング・メモ

タヌキは昔話やことわざにも多く登場し、人里にも多く出没することから日本では古来より親しまれてきた野生動物です。

神奈川県の湯河原温泉は一説にはタヌキが発見したとされ、万葉公園の狸福神社には、矢を射られて負った怪我を湯河原温泉で治し、その温泉を人々に広めたタヌキが祀られています。

日本には「日本三大狸伝説」があり、それらは千葉県木更津市の證誠寺(しょうじょうじ)に伝わる「狸囃子」の伝説、群馬県館林市の茂林寺に伝わる「分福茶釜」の伝説、四国の松山に伝わる「松山騒動八百八狸物語」の伝説です。
「狸囃子」は童謡にも歌われているとおり、そして「分福茶釜」は茂林寺の守鶴という僧がいくら汲んでもお湯が尽きない不思議な茶釜で千人法会(せんにんほうえ=たくさんの人に説法するための集会)を滞りなくおこなったという伝説に基づいており、「松山騒動八百八狸物語」は、江戸時代の享保年間の大飢饉の際に起こったお家騒動をもとに脚色された講談です。松山はじめ四国地方には、タヌキの伝承が数多く残っています。

伝承によるとタヌキはかつて金の精霊とみなされていました。これは、金細工を作る際にタヌキの毛皮で金を延ばすとよく延びるとされていたためで、転じて福や富を呼ぶモチーフとなりました。
信楽焼のタヌキの置物「酒買狸」は、商売繁盛や福を呼ぶ縁起物ですが、その中にも「八相縁起」という幸運のモチーフが織り込まれています。それらは、災難や厄を除ける笠、物事をよくそして正しく見つめる大きな目、真心で人に接するにこやかな表情、徳が身に備わるとされる徳利、人様から信用される通帳、大胆にそして落ち着いて物事を決断する大きなお腹、金銭を自在に運用する金袋、何事も終わりはしっかりとけじめをつけるしっぽ、の8つです。
タヌキが現在のような、愛嬌のあるユーモラスな動物として描かれるようになったのは江戸時代以降であり、鎌倉・室町時代の説話には人を化かしたり、人を食うなど、おそろしい妖怪のイメージを持たれていました。

タヌキは冬になると脂肪を蓄え、体重を50%ほども増加させます。この時期のタヌキは丸っこくずんぐりしたイメージの通りですが、夏場には脂肪も落ちて体毛も夏毛に生え替わり、驚くほどシャープな、きりりとした姿になります。
タヌキは単独もしくはペアで活動し、ペアはどちらか一方が死ぬまで解消されることはありません。このことから、ソウルメイトとの間に安定したパートナーシップを築くサポートをする力を持っています。

タヌキのエネルギーは朴訥としていて、飾らない感じがあります。
トーテムアニマルにタヌキを持つ人は、基本的にマイペースで飾らない印象ですが、実は人をよく見ていて密かに頭が切れるタイプ。
人の良い面を発見する才能にすぐれています。
恋愛に関しては臆病で用心深い一面もありますが、パートナーシップをとても大切にしており、ひとたび信頼できるパートナーと巡り会うと意外なほど情熱的な一面を見せることもあります。タヌキの生態の通り、相手に対して非常に誠実です。